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Emacs Lispでリストに対して要素を重複せずに追加する
問題 トップレベルのautoloadコードなど何回実行されるかよく分からない場所のコードで、リストに対して要素を追加する場合、何度実行されても構わないように要素が重複しないように追加したい。 おなじみのadd-to-listを使うだけでは目的が達成できない時があります。 add-to-listが重複をチェック時に使う基準はシンボル単位のようなので、データの型によっては毎回データを生成している場合重複していないと判断されて毎回追加されてしまうことがあります。 解決策 add-to-listにもCOMPA
haskellのzlibライブラリがビルドに失敗するケースのワークアラウンド
問題 haskell/zlibがビルドに失敗することがあります。 ❯ cabal test Configuration is affected by the following files: - cabal.project Build profile: -w ghc-9.10.1 -O1 In order, the following will be built (use -v for more details): - brick-2.8.2 (lib) (requires build) - stri
Nix flakesでwasmtimeを使う時にwasmtime/conf.hを追加でインストールする方法
問題 wasmtimeとC FFIで連携するHaskellプログラムが以下のエラーでcabal buildに失敗する。 error: 次のファイルから読み込み: Wasi.hsc:5: /nix/store/yk4x6g0g36h5bvczrq9jvmbsr5g927di-wasmtime-29.0.1-dev/include/wasi.h:12:10: 致命的エラー: wasmtime/conf.h: No such file or directory 12 | #include <was
Haskell開発環境にNix Flakesを使う
GHCのWASMバックエンドの開発環境の管理のためにNixを導入しました。作業しながらメモをつらつらと書きました。乱文ですが誰かのトラブル解決に役立つかもしれないので公開します。 ghc-wasm-metaを利用したい Serverless Haskell - GHCのWASMバックエンドで Haskell を Cloudflare Workers に載せるを読んでGHCのWASMバックエンドが割と実用的になったことを知ったので使うことにしました。 なのでhaskell-wasm / ghc-wasm-m
Emacsのフォントサイズをディスプレイ解像度によって変えてWSLgの場合でも正しく動作させる
複数のディスプレイ解像度に対応するEmacsのフォントサイズ設定 去年、楽天リーベイツのLenovoの還元日に備えた新しいラップトップPCを買うための検討メモ - ncaq に書いたようにラップトップPCを新調しました。 その際に前回ラップトップPCを買った時の状況と異なりフルリモートで働ける状態になっていたので、このPCを使う頻度はかなり低いと予想して、ディスプレイの解像度を4KやWQUXGAにするのではなく、お金をケチってフルHDに収めました。 その場合Emacsに設定するフォントサイズは、デスクトッ