atoolを使えばtar, gzip, zip, 7zなどの複数のツールのコマンドラインオプションを覚える必要が無くなります
atoolというツールが便利です
あなたは
- tar
- gzip
- bzip
- xz
- 7z
- zip
- rar
などを取り扱うツールのコマンドラインオプションを覚えていますでしょうか. 私は覚えられません.
なので普段圧縮アーカイブを取り扱うときはatoolを使っています.
gentooならemerge atool
でインストールできます.
このツールはそれぞれのアーカイブへの操作をラップして, 統一したコマンドラインを提供してくれます. なので, 一々個別のツールの使い方を覚える必要が無くなります.
tarにaオプションが付きましたが, それでもzipなどを取り扱うことは多いのでやはり便利です.
取り扱うファイルの拡張子などから使用するツールを自動で判定してくれるので, ツールを指定する必要もありません.
これはあくまでラッパーなので, それぞれのツールは個別にインストールしておく必要があります.
以下私がよく使うコマンドを紹介します.
aunpack
アーカイブを展開してくれます. これの嬉しい所は, 複数のファイルを含むアーカイブを展開するときは, サブディレクトリを自動で生成してその中にファイルを置いてくれることです. トップレベルにファイルを置いてあってファイルがディレクトリに散らかってしまう事故が防げます.
よく使うのでalias
でa
に設定しています.
展開する先のディレクトリを手動で設定したい場合は-X
の後に指定します.
apack
アーカイブを作成します. アーカイブを作成するコマンドはたいていややこしいので, とても嬉しいです.
als
アーカイブが含むファイルをページャーで閲覧します. アーカイブを作成した後ちゃんと目的のファイルが中に入っているか確認する時や, 求めるファイルがどのアーカイブに入っているかわからなくなった時に便利です.