動的モデル 2階道関数・逆関数の導関数
2階導関数
関数の導関数について,
が微分可能であったとする.
このとき,
は2階微分可能微分可能である.
また,
の導関数をの2階導関数と呼び,
で表す.
すなわち,
例:
の導関数は
の2階導関数は
n階導関数
同様に,
がn階微分可能であるときのn階導関数が定義される.
逆関数
の導関数は
の2階導関数は
関数が1価関数であるとき,
の逆関数とは,
を満たす関数である.
一般に,
独立変数を,
従属変数をで表すため,
と表記する.
はだけどは逆関数の表記だからにはならないという話.
「の場合だけ意味が変わるのですか?」と質問したら,
その通りのようです.
ややこしい,
初めからみたいな表記は使わずに,
累乗は累乗の表記に統一して欲しい.
もしくはを使えば良さそう.
が1価関数: 任意のについて,
ならば,
が成り立つ関数.
は1価関数.
はのため1価関数ではない.
「1価関数であるというのは単射であるというのと同じ意味ですか?」と質問しました,
一緒だそうです.
写像の話をしているか定かではないので1価関数という名前を使ったそうです.
単射は知っていたけれど,
1価関数という言葉は初めて聞いた気がします.
逆関数の導関数
関数の逆関数をとする.
このとき,
ならばは微分可能であり,
またはが成り立つ.
証明.
の両辺をで微分すると,
左辺は,
右辺は合成関数微分を用いて
したがって,
三角関数の逆関数の導関数
2の証明
はの逆関数である.
したがって,
でである.
より,
よって,
「途中での範囲が狭まっているのが意味が解らないんですが」という質問をしました.
ずっとなんか互いにズレているような会話があり,
「これがわからないのではあれば講義についていくのは難しい」といういつものコメントが入り,
「逆関数の範囲と導関数が存在する範囲は異なる」という回答でわかった気になりました.
演習課題
って書いたら×に-が続くのはおかしいということでに直すことになりました.
数式のルールがわからない…
1の証明がうまく行かない,
2の証明をちゃんと理解していないからだろうか…