manページはEmacsでhelm-man-womanを使って見るのがオススメです
みなさんはUnix向けのmanページをどうやって見ていますか?
私はEmacsとhelmを使って,
helm-man-woman
を使ってmanページを見ています.
オススメです.
Emacsでmanページを見るための方法
Emacsにhelmをインストールして, 以下のような設定をします.
(global-set-key (kbd "<help> w") 'helm-man-woman)
こうすることで,
helpキー(私はM-cに設定しています)の後にwを押すことで,
helm-man-woman
が立ち上がります.
簡単に検索できる
helm-man-woman
を使うとhelmでmanのページを選択することが可能です.
これによりコマンド名がうろ覚えでも検索できますし, コマンドに関連した他のmanページの存在を知ることが可能です.
バージョンを選択できる
同じ名前のmanページでも, 日本語環境をインストールしているなら, 日本語版と英語版の両方が提供されているのはよくあることです. また, コマンド名とシステムコール名が同じだったり, GNU版とPOSIX版があったりすることもよくあります.
日本語版があるなら日本語を読みたいですが, たまに翻訳版は古かったりするので, オリジナルを見たくなるというのはよくあります.
いつもはコマンドのマニュアルを見ているけれど, 今はC言語のシステムコールのマニュアルを見たいというのもたまにあります.
互換コマンドを実装しているので, GNUの拡張版ではなく, POSIXの仕様を参照したいということもまれにあります.
helm-man-woman
ではこれらを簡単に選択することが可能です.
リンクを辿れる
manを表示したあと, webのハイパーリンクのように, リンクが貼られている箇所にカーソルを合わせて決定することで, 他のmanページにジャンプすることができます.
配色されている
Emacsでmanを閲覧すると綺麗に配色されたマニュアルを読むことが出来る… と書こうと思ってたのですが, 最近のmanのアップデートで, lessを使っても配色はされるようになりました. なので最近ではこの利点はlessを使っても同じです.
manページを画面幅いっぱいに表示する設定方法
Emacsはmanページを開く際にウィンドウを半分にして表示します.
見ながら作業できて便利なこともあるのですが, helpと違ってunixマンドの解説は全画面で見て構わないことが多いです.
半分のウィンドウで開かれると, 表示幅も半分になってしまい, 改行が鬱陶しくなってしまいます.
で, ずっと悩んでいたのですが, 最近(2018-04-29)解決策を見つけました.
(custom-set-variables '(Man-notify-method 'bully))
と書けば常に全画面でmanページが表示されるようになります.
半分割して表示したい時は,
ウィンドウを分割してから,
デフォルトではuに割り振られているMan-update-manpage
を実行することで幅がウィンドウに合わせられます.
逆に言うと, デフォルトの設定でも, ウインドウを1つにしてからuを押せば幅いっぱいにmanページが広げられます.