メジャーじゃないGNU/Linux環境でFirefoxのダークモードを有効化する
背景
近年、 prefers-color-scheme を使って、 webサイトがブラウザがダークモードを有効化しているか判別できるようになっています。
Node.jsのドキュメントなどが対応していますね。
ふとAndroidでアクセスして対応しているのを知って、そう言えばメインのGNU/Linux環境で有効にしていないことを思い出しました。
有機ELディスプレイを搭載しているAndroidスマートフォンとは違って、液晶なのであまり節電にはなりませんが、単純に光量が強いと目に厳しいのでなるべくダークモードを設定したいですね。
問題
WindowsやAndroidではシステムをダークモードに設定すれば、デフォルト設定でFirefoxはダークモードになります。
GnomeやKDEやXfceなどにもテーマ設定があるようですね。
しかし、私はxmonadを単独で動かしているためそういった方法は取れませんでした。デーモンを無駄に動かしたくないですしね。なので、ちょっとだけ調べることにしました。
Dark Readerの使用までは求めていません
Dark Reader は多くのサイトにUser CSSを貼ってダークモード化してくれるアドオンですが、これを使うとサイト本来のデザインが崩壊して分かり難くなるので使いたくないですね。例えばGoogle検索結果などが分かり難くなりました。
あくまでサイトがダークモードを提供していたら使うことにしたいです。
GTKのテーマを設定するだけ
GTK - ArchWiki
によると、
gtk-application-prefer-dark-theme = true
を設定すれば良いらしいです。
ダークモードの切り替え - ArchWiki には載っていませんでした。
~/.config/gtk-3.0/settings.ini
は存在しなかったので、
cp /etc/gtk-3.0/settings.ini ~/.config/gtk-3.0
して、
gtk-application-prefer-dark-theme = true
を設定したら、無事FirefoxのシステムUIとwebサイトがダークモードになりました。
Firefoxのテーマで既定かDarkを選択していると有効になります。 Lightを選択していると有効になりません