Xiaomi Mi 11 Lite 5Gを購入しました
スマートフォン遍歴
- 2011年: Samsung Galaxy S2(ドコモ版)
- 2014年: Google Nexus 5(LG, Google Playから購入)
- 2017年: Google Nexus 6P(Huawei, 中古で購入)
- 2017年: Huawei P10 lite Nexus 6PからHuawei P10 liteに乗り換えました, オススメのスマートフォンです - ncaq
- 2018年: Google Pixel 3 XL(HTC(引き抜き?), Google Playから購入) Pixel 3 XLを1ヶ月半使ったので今更レビューします - ncaq
- 2021年: Xiaomi Mi 11 Lite 5G(楽天市場で購入)
一回Amazonで予約して、楽天ポイントが7月中に1万円分ぐらい失効することに気がついたのでAmazonはキャンセルして楽天ブックスで予約して、楽天ブックスが調達中のまま全然音沙汰無かったので7月6日にキャンセルして、楽天市場のJoshin webで購入しました。そして7月8日に到着しました。
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何故買い替えたのか
主にPixel 3 XLはもう3年ぐらい使ってるので寿命に近いからですね。
- バッテリーが寿命に近く、すぐ切れる上膨らんできた、そろそろ買い換えないとヤバい
- メモリ4GBは今となってはつらい、いや当時も辛かったけど
- SoCも今のミドルレンジが性能面で追いついてきた
- 画面が少し焼き付いてきた
- ノッチのソフトウェア対応がそのうちされると思ったのですが結局全然されなくて、Pixel 3 XLのノッチは巨大すぎて辛い
本当はPixel 5を買うつもりだったのですがPixelがハイエンドから脱落してしまった
Pixel 3 XLを使っていてその時点ではそんなに不満点が無かったので、これからもPixelシリーズを書い続けると思っていました。不満点はメモリが当時としても少ない4GBだったということぐらいですかね。
Pixel 4はPixel 3と比べてSoCとメモリの増強は魅力的でしたが、流石に毎年スマートフォン買い換えるほど富豪もしくはガジェットオタクというわけでも無いので見送りました。
なのでPixel 5あたりで買い換えることになるのかなと思っていましたが、 Googleに裏切られました。
Pixel 5の搭載SoCはSnapdragon 765Gです。 800シリーズではありません。その割に価格は7万円。まあ10万円したこれまでのシリーズよりは安いですが、ミドルレンジのスマートフォンにしては高いと思いました。
Pixel 3 XLのSoCより負けてる部分も結構あるというのはつらい。
これに私はひどく落胆して、 Pixel 5を購入することをやめました。今にして思えば多少割高でも買っても良かったかもしれませんが。
Galaxy S21シリーズは日本価格がおかしい
Pixelを諦めた流浪の民としては、 Huaweiも死んでるし次に候補に上がるのはGalaxyかなあと思っていました。
しかしGalaxy S21は国際価格では200ドル下がっているのにも関わらず、何故か日本価格は値上げという謎さを見せてきました。 FeliCaとかで価格が上がるとかいう言い訳は無効です。何故ならばGalaxy S20もFeliCaなど搭載ですが、それより価格を上げてきたからです。
それによく考えてみるとバンドをそのキャリア専用に絞って実質SIMロックかけてるので、ドコモでも単体購入時、個人確認方法が運転免許のみで、購入がドコモのクレジットカードのみというハードルを乗り越えて、単体購入を頑張ってやったとしても、楽天モバイルで使えないじゃんと思って考えるのをやめました。
Xperia 1 ⅢのSIMフリーを待ってはいられない
キャリア版の何かを単体購入するつもりだったけど、よく考えたら帯域制限とかで楽天モバイルで使えるかどうか怪しいので、素直にSIMフリーの機種を購入検討することにしました。
そこで、 Xperia 1 III は魅力的に見えました。 SD888, 4K, 120Hz, FeliCa。 Galaxyを超越する真のハイエンド。
前世代のXperia 1 IIはSIMフリー投入されました。
でも前世代のSIMフリー投入期間を考えるとキャリア版からの発売差は少なくとも半年は掛かりそうなんですよね。そんなに待ってられない。それとキャリアのキャンペーンを考慮にいれた価格なのか、平然と15万円以上するから流石に尻込みしますね…
Galaxy Z Fold3は高すぎ
まだ発表されてないけどリーク情報が正しければ、究極のスマートフォン(タブレット?)だと思いますが、 20万円ぐらいするらしい。落としたりして壊すのが怖すぎる。日本発売はほぼ無いだろうから輸入することになると思いますが、 20万円の商品を個人輸入してサポートを消滅させてしまうのは怖すぎます。
また、 FeliCaはほぼ対応しないでしょう。 FeliCa対応しないなら別個にFeliCa用のスマートフォンを持つ必要があるので、そうなると折りたたみのスマートフォンとタブレットを兼用できるという強みが無くなってしまうのではと思いました。それなら適当なスマートフォンとタブレットを組み合わせれば良いよねと言う考えです。まあ今持ってるタブレットFire HD 10(2019)なのであまり使う気はしませんが。
もちろんJelly 2やRakuten Miniのような小型FeliCa対応スマートフォンを持つとか、モバイルSuicaとかQuicPayとか諦めてSuicaはカードに戻してQRコード決済陣営に移るとか、そういうライフスタイルごと変えても良いかと思いますが、価格とか総合的に考えて無しかなあという感じです。
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gが良さげに思えました
と言うわけで良いSIMフリースマートフォンが見つからなくて悩んでいました。今更Pixel 5を買うのもアレだし、発表すらされていないPixel 6を待ってたらPixel 3 XLが爆発してしまいそう。
そう言う状況で発表された、 Xiaomi Mi 11 Lite 5G が結構良さそうだと思いました。諦めようかなと思いかけていた技適やFeliCaもしれっと搭載しています。 SD780GはPixel 3のSD845よりは性能が良くて、微細化してハイエンドに比べてクロックを下げてる分消費電力も優れています(たぶん)。メモリ6GBは中途半端ですが、メモリ容量は消費電力に直結するのでデスクトップPCと違ってあればあるほど良いというものでもありません。
Mi Band 5もしてるし全身Xiaomi人間になってしまうのが微妙な気分ですが。余談ですがMi Bandは機能全部有効にしても数日間バッテリーが持って装着感も無くてオススメです。というかMi Band 5の出来とコスパの良さでXiaomiに好感が湧いてたんですよね。
と言うわけで購入しました。 43,800円でした。
懸念点
防水じゃない
諦めることにしました。
風呂でスマートフォン見るのやめます。
MIUIの評判が微妙
Pure Androidではなく大きくカスタムして(まあ殆どのメーカはカスタムしてるんですが、カスタムの度合いが強い)、 MIUIと名付けていますが、これの評判があまり良くない。
特にゲームで効果音の遅延が発生するとか。でもよく考えたらスマートフォンでゲーム殆どしないから良いとしました。
実際使ってみたらMIUIは結構気に入りました。別に素のAndroidでも構わないんですが、これはこれで良いかなと言う感じです。
パフォーマンスの話は知らない。
セットアップとファースト印象
ちょっと前からそうでしたが、 Androidのアプリ引き継ぎもだいぶスムーズになりましたね… 凝ったことをしてないアプリなら設定そのまま引き継げます。
筐体の大きさはPixel 3 XLと同じぐらいですが、下のベゼル部分がほぼ無くなったのでその分ディスプレイが増えました。
画面の感触が変だなと思ったけどこれ予め貼ってあるフィルムですね。剥がしてしまいましょう。これぐらいの価格帯の製品は傷ついたら買い換えるぐらいの感覚で良いと思う。ちょっと剥がれにくい。上からじゃなくて下から剥がそうとしたらうまく剥がれました。
ディスプレイ90Hz駆動の恩恵はよく分からないですね。でも多分有機ELの恩恵と同じで、離れて60Hzになったら分かるんだろうなあ。
MiアカウントはMi Fitと別なんだなあ。 Googleでログインしたので手間はかかりませんでしたが。
デバイス名はdivineにしましょうか。どこまで名前のローテーションしたのか忘れてしまったけど多分これはまだ使ってないはず。
テーマアプリの広告鬱陶しいなと思ったら設定で消せるのか。
スマートフォン単体では無効化できないアプリが多い
ChromeやGmailとかは無効化出来ないのか。 Pixelでは無効化出来たんですが。ここは少し残念。私はアプリドロワーを割と使う方の人間なので使わないアプリを消し去りたいのですよね。まあadbとか使えば無効化出来るらしいですが、 Chromeは基本無効でFirefoxだとどうしても動かない場合のみに使うこともあるかもしれないので、スマートフォンで有効無効を完結させたかった。
How To Disable Any System App Bloatware On Android Without Root
を見てadb shell pm disable-user --user 0 com.google.android.gm
とか実行したら案外楽に無効化できました。有効化の方はスマートフォン単体で出来るみたいですね。
通話履歴を同期 メッセージを同期をアクティブ化
これ使うと海外にSMS飛ばしてお金かかるらしいし、殆ど通話を使わないから、無効のままにしておきたい。アクティブ化してないと再起動するたびにアクティブではないというメッセージが出てきますね…
通話履歴を同期 メッセージを同期をアクティブ化
と言う通知です。通知を許可しない方法だとCloud機能全部の通知が消えてしまいそうですし、穏当に無効化する方法が知りたい。キャンセルを押しても再起動するとまた聞いてくるんですよね。
Xiaomi Cloudのサービス使わないのでXiaomiアカウントからサインアウトすることで解決しました。
指紋認証の精度が良い
Pixel 3は背面指紋認証で、 Mi 11 Lite 5Gは側面電源ボタン指紋認証+顔認証などなのですが、指紋認証がこれまで使ってきたどの端末より爆速です。 Huaweiでもここまで良くは無かった。
風呂上がりのフニャフニャ状態でもちゃんと認識します。 Pixelはこの場面だと全然認識しなかった。
左上のパンチホールは良かった
ノッチが嫌すぎてパンチホール式カメラも避けて画面内カメラにして欲しい、もしくはXperiaみたいにノッチもパンチホール式も拒否するのが良い。しかし今の端末でノッチもパンチホールも避けるのは難しい…
と思ってたのですがパンチホール式は意外と悪くなかったです。何故悪くないと思ったのかと言うと、 Mi 11 Lite 5Gのパンチホールは左上にあるからです。
パンチホールに対応してない表示が行われても、ステータスバーを貫通するような表示は相当縦長なので、斜め上に位置するパンチホールとは衝突しません。ノッチは逆に中央に位置するから縦長表示と真っ向から衝突します。
中央にパンチホール(水滴ノッチ)置いてる端末はなんでそんな判断したのか分かりません。
更にMIUIにはノッチを全部隠すのと、ステータスバー表示にだけは使ってアプリには使わせない設定がある上、完全に使わせないのはアプリごとに設定も出来るので隙がない感じです。
フォントが変更できると思ったがBoldを設定できなかった
これ購入時は全く期待して無くて最近調べたのですが、 Xiaomi端末は、 zFont 3 などを使えばroot取らなくてもフォントが変更できるそうですね。対応メーカ一覧見るとテーマ機能をハックしているのかな? root取るとアプリ側に隠蔽するのが面倒なのでフォント変更ぐらいは良いかと変更諦めてたのでこれは嬉しい。さっそく最近お気に入りのHackGenNerdConsoleを設定しましょう。
あっダメですね、 HackGenはRegularとBoldのフォントファイルが分かれているタイプの普通のフォントなのですが、 zFontは一つしかフォントファイルを設定できないので、 Slackの未読表示とかの太字表示が効かなくなってしまいます。
FontForgeのコマンドでどうにか出来ないのかなと思いましたが、出来ないらしい。 software recommendation - How to package all faces of a font into one family file (Mac) - Graphic Design Stack Exchange でも見ながらGUIで少し頑張ってみますか。ダメだttcファイルやっぱりzFont読み込めないわ。
zFont ToolのFont Mergerもファイルピッカーが何故か反応しなくて動かないしなあ。
分からない。諦めました。別にAndroidのフォントはそこまで変更したいほど酷いわけでもないし、変更した後も日本語はどうせNoto亜種なんですよね。
zFontに頼るのではなくXiaomiのテーマを自分で作ればRegularとBold設定できるのだろうか。とりあえず今回は無しということで。
画面分割は普通にアプリ長押しで可能
画面分割のショートカットがボタン操作のみと公式に表示されてるので、ジェスチャーモードで画面分割は出来ないのかな? フローティングウィンドウ限定?
と思いましたが、最近のアプリ表示の場所でアプリアイコンを長押しする標準の方式で可能でした。公式の表示に引っ張られてしまった。
ダークモードは強いがバグりやすい
MIUIのダークモードはPure Androidのものより強制力が強いです。 Pure Androidの機能ではダークモードにならないアプリもダークモードになります。しかし、この強制的にダークモードになるアプリは割とレイアウトがおかしくなります。具体的にはTwitter for Androidの画像の透過背景が黒になってしまうとか、 Amazonアプリの購入ボタンの文字色がおかしくなって見えにくくなるとか。
でも問題ありません。ダークモードの適応はアプリごとに有効無効を切り替えられるからです。バグるやつはダークモード無効にして解決です。
まあPure Androidならわざわざ無効にしなくてもバグらないんですけど。代わりに強制度が高いからパワーユーザにとってはプラスポイントになるのかな。
バッテリー持ちはそこまで良くない(悪くもない)
異常な薄型軽量だけど、 SD780Gという800シリーズではないSoCに4250 mAhバッテリーなので割とバッテリー持つのかなと思いましたが、そこまで持ちませんでした。 SD780Gが800シリーズに限りなく近いのもあるのかもしれません。 90Hz設定にしてるのも関係してるのかな。まあバッテリー持ちが悪いかと言うとそんなに悪くもないです。
解像度は残念ポイント
買う前から分かっていた所なんですが、 Pixel 3 XLは6.3インチで横幅画素数1440pxで、 Xiaomi Mi 11 Lite 5Gは6.55インチで横幅画素数1080pxです。
4Kまで必要なのかはよく分かりませんが、少し文字描画品質が低下した気がするので、 500ppiぐらいまでは意味ありそうだなと思いました。
しかしGalaxy S21(Ultraを除く)もFHD+に収まってリフレッシュレートを重視してるのを見ると、ミドルレンジにWQHD求めるのは無理なご時世なんだなと思いました。代わりにこれは90Hzサポートしてますし。 Xperiaはバッテリー持ちどんなもんになるんでしょうね。
まあ小画面にFHD+なのでPCの27インチ4Kディスプレイと特に遜色は無いんですけどね。新品の有機ELという事もあり綺麗だとは思います。
総括
4万円のスマートフォンとは思えないほど軽快に美しく動きますが、 MIUIのバッテリー最適化や通知周りの変更が少々おせっかいです。そのへんの微妙な変化に苛つく人は7万円ぐらい出してPixelを買うのが良いでしょう。同じぐらいのSocだとPixelだと7万円以上になると思います。 MIUIを受け入れられる人にとっては、高いコストパフォーマンスの端末です。
技適やFeliCaを気にしなければ輸入した方がもっとコスパの良い端末はあるっぽいですが… 私は気にするのでこれを買いました。
ゲームの動作は本当にダメ(2021-08-03追記)
しばらく使い込んでみて分かったのですが、ゲームの動作は本当にダメです。
私が唯一よくやるスマートフォン向けゲームがポケモンGOなのですが、動作がカクカクになってしまいます。
他のタスクをキルしまくるルト少しマシになるかも? それでもカクカクですし、めっちゃ端末が熱くなります。
ベンチマーク上ではPixel 3 XLを結構上回り、他の動作でもキビキビ動くので、やはりこれはMIUIのゲーム特有の問題なのだと思います。
アップデートで改善されることを期待しています。
現状はスマートフォンでゲームをよくする人は買ってはいけません。