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楽天リーベイツのLenovoの還元日に備えた新しいラップトップPCを買うための検討メモ

買い替えたい理由

Alienware m17に買い換えてGentoo LinuxをBtrfs on dm-cryptでインストールしてNVIDIAのGPUを有効にして起動しました - ncaq で買ったAlienware m17のCPUがi7-8750Hでそろそろ限界なため。カタログスペックを見るだけだとそこまで悪くないように見えますが、少しでも負荷をかけると発熱が酷く、ビルド作業をすると動作周波数が相当落ち込んでしまいます。

CPU以外はそこまで不満ないので、少し買い換えるのは勿体無い気もしますが、父親のPCとして働いて貰うのでそんなに問題ないでしょう。

フルリモートでモバイルPC使う機会が激減したとはいえ、たまに外に出かける時にこれをメンテナンスしないといけないのはかなりストレスです。

ただ今回は外でそんな頻繁に仕事とかをする予定はないので、そこまでお金をかける気は無いです。

何故このタイミングで買い換えるか

前から買い替えたいなと思ってたのですが、明日楽天リーベイツでlenovoの20%ポイント還元をやると教えてもらったためです。

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必須要件

  • GNU/Linuxが正常に動く
  • USキーボード
  • メモリ最低16GB
  • フルHD以上
  • IntelならAlder Lake以降(要するにSkylake系不可)

出来れば欲しい要件

  • SSD512GB以上、換装出来ればそれでも良い
  • メモリ32GB
  • フルHDより多めの画面解像度
  • 画面サイズ14~17
  • dGPUなし、省電力重視、私は基本的にラップトップPCでゲームをしません、やるならデスクトップかコンソールでやります
    • 最近のiGPUは高性能なのでそれで十分というのもあります
  • AMD Ryzen Zen4
  • 軽量
  • 35万円ぐらいに収まること

CPUはUシリーズでも良いです

前はHシリーズを選びましたがどうせ発熱で理論スペックは満たせないのでUシリーズでも良いです。 Pシリーズですら無くても良いです。

OLEDは画面の綺麗さを考えると欲しいけど焼付きが怖い

OLED(有機EL)が圧倒的に綺麗なのはスマートフォンやテレビももうみんなOLEDにしたので分かっているんですが、 PCはスマートフォン以上に長時間同じ画面を表示することが多いので焼付きが怖いです。

Windowsにメーカ製の焼付き防止ツールと一緒に動かすならともかく、自分はGNU/Linuxをメインに使うことになりますし。

Dell

自分はInspiron, XPS, XPS, AlienwareとDellのPCをこれまで買ってきました。

そうなるとDellがまず候補に上がるようになるのは当然でしょう。

XPS 15 9530

  • CPU: i7-13700H
  • メモリ: 32GB
  • SSD: 1TB
  • GPU: GeForce RTX 4050
  • ディスプレイ: 15.6インチ、1920*1200
  • 価格: 310,367円

メモリとSSDをアップグレード。

Lenovo

結構前にThinkPadが欲しいなと思うようになりました。同僚が持ってたThinkPadのキーボードを押すとかなり快適そうだったからという理由です。トラックポイントの存在も、私は基本的にキーボードでPCを操作するのでトラックパッドが誤爆すると鬱陶しいので無効化しているため、誤爆しづらいトラックポイントで済ませられるのは大きなメリットです。

ただこれまで買ってこなかったのはThinkPadのディスプレイは解像度が高いやつが全然なくて、フラッグシップモデルでもフルHDかWUXGA 1920*1200しか無かったのと、同じようなスペックのDellのPCに比べてかなり高額だったことが理由です。

しかし最近画面解像度も高いものが搭載できるモデルが増えてきました。 4Kを超える解像度だとOLEDにカスタマイズ必須でかなり高額になってしまうことが多いですが。普通にフルHDより少し多め程度で十分で、自分の使い方だとOLEDは焼き付きが怖いんですよね… +72600円は高すぎます。

高額という問題も自分の収入が増えたことでそこまで問題ではなくなりました。

SSDのアップグレードはしない

全体的に言えますがThinkPadはアップグレードが異様に高額です。一つの例ではSSDのアップグレードが256GBから512GBに上げるだけで+36000円となり、ハイエンドSSDのSN850の1TBが12600円であることを考えるといくらなんでも高額すぎるため、流石に自分で換装することになります。

メモリの16GB -> 32GBが+41800円なのも相当なのですが、これはオンボードなので仕方がないと諦めます。

SSDの方はM.2 PCIe接続であることと、 Lenovo公式のPDFで交換できると書いてあることと、前の世代の例ですが実際に換装したレポートがあることで、「ThinkPad X1 Carbon(2018)」を1TB NVMe SSDに換装、容量/速度アップでWindows 11移行も視野に - AKIBA PC Hotline! 換装可能と判断しています。不器用なのでこういうことはあまりしたくないのですが、仕方がありません。

ThinkPad X1 Carbon Gen 11

21HMCTO1WWJP7

  • CPU: i7-1355U
  • メモリ: 32GB
  • SSD: 256GB(自分で換装予定)
  • GPU: iGPU
  • ディスプレイ: 14インチ、2240*1400
  • 価格: 228,109円

メモリとディスプレイとキーボードと電源アダプターをアップグレード。

21HMCTO1WWJP6

  • CPU: i7-1370P
  • メモリ: 32GB
  • SSD: 512GB
  • GPU: iGPU
  • ディスプレイ: 14インチ、2240*1400
  • 価格: 283,162円

メモリとディスプレイとキーボードと電源アダプターをアップグレード。

i7-1355Uはマルチコアだとi7-1370Pのおおよそ7割ぐらいの性能になり、シングルコアだと殆ど変わらないようですね。これなら流石に安い方を選びますか。

ThinkPad P14s Gen 4 AMD

日本でメジャーメーカーでdGPU無しでAMD Ryzen Zen4搭載してるメーカー全然ないなと思ってましたが、なんかちょうどつい最近発表されてました。

レノボ、Ryzen PRO搭載の14型/16型モバイルワークステーション - PC Watch

21K5CTO1WWJP2

  • CPU: Ryzen 5 7540U
  • メモリ: 32GB
  • SSD: 256GB(自分で換装予定)
  • GPU: iGPU
  • ディスプレイ: 14インチ、1920*1200
  • 価格: 182,776円

メモリとキーボードとバッテリーをアップグレード。

21K5CTO1WWJP3

素のスペックは良かったのですが、カスタムしてない時点で35万円を超えてしまうので、このPCは本気では使わないのでパス。

ThinkPad P16s Gen 2 AMD

前の世代のモデルの情報ですが、 Linuxだとサスペンドが正常に動かないらしいです。 Thinkpad P16s (AMD) + Linux? : r/thinkpad

元々私はサスペンドを使わないので気にしないことにします。それ以外はちゃんと動くらしいという情報を得てむしろ満足です。

後同じマザーボードを使っているらしきものがアップデートで直ったという報告もありますね。 ThinkPad T14 Gen3 のサスペンド問題 - tmtms のメモ

21K9CTO1WWJP2

  • CPU: Ryzen 5 7540U
  • メモリ: 32GB
  • SSD: 256GB(自分で換装予定)
  • GPU: iGPU
  • ディスプレイ: 16インチ、1920*1200
  • 価格: 177,617円

メモリとキーボードとバッテリーをアップグレード。

14インチのより安くなるのか。

結論

多分ThinkPad P16s Gen 2 AMDを買うと思います。

カスタマイズは別のものにするかもしれませんが。

Lenovoのチャットサポートと相談

チャットサポートと相談する上で頻繁にチャット画面が画面下の範囲外に飛んでいってしまうのですが、開発者ツールを開くとかで一度縦画面のサイズを変動させてから戻すと画面内に戻ってきます。

ACアダプター

ACアダプターの選択で、

  • 65W ACアダプター (2ピン) USB Type-C
  • 65W スリム ACアダプター (2ピン) USB Type-C

があり標準では上が選択されていますが、下を選んでも0円なこと。

同じ価格で同じ出力ならスリムな方が直感的には良いと思うのですが、完全に下が優れているのに同じ価格なことがよく分からなかったので、「通常品よりスリム品が劣っている所はありますか?」と聞いてみました。

同じ65Wなので、変わりありませんが、スリーム型より重量・サイズが大きくなるので、お選びならスリームの方をお勧めいたします。

とのことでした。チャットサポートの人の知識が万全とは限りませんが、とりあえず目に見えてスリムが劣っていることは無いようです。

スリムを選択しましょう。

プレミア・サポート・アセット・タグ

これまたPremier Asset Tagの項目で、 0円でプレミア・サポート・アセット・タグというのが選択できます。これについて調べても何も分からなかったので、チャットで聞いてみました。

PC筐体に貼られるシートになります。

0円なんでつけてもらいましょう。

とのことでした。

なんとなくそんな気はしていました。

サポートに連絡すると少し値引きしてもらえることがありますが、今回は使えませんでした

ついでに「LenovoってEクーポンとか色々割引がややこしいので手っ取り早く一番割引を受けるにはどうすれば良いですか?」と聞いてみたら、「この商品は既に割引対象なので大幅な割引は難しいですが端数を取り除くぐらいは出来るかもしれません」と返答を貰いました。

とりあえず指示通りにカートに入れて値引きを依頼します。

177,617円が165,000円になりました。なんと12,617円ものの割引です。

と思ったんですが、楽天リーベイツの20%還元とは併用できないとのことでした。残念。

でも担当者番号を入力する場合Amazonギフト券1000円貰えるらしい。

購入しました

注文内容

FHD+の画面が不満ですが、流石に7万円以上プラスしてOLEDにするのはすぐやめる判断をしました。

CPUもどうせ発熱で最大スペックは出せなさそうなのと、今回は省電力を重視したいのでRyzen 7 7840UにはせずRyzen 5 7540Uに止めました。 GNU/Linuxを使うなら今の所Ryzen AIは使えませんし。

メモリを32GBにアップグレードするか、 16GBで留めるかはかなり悩ましかったんですが、ゲーミングマシンならともかく一応外でプログラミングとかするためのマシンなので、ビルド中に編集作業が出来なくなるとか起きたら嫌だなあと思って32GBにしました。

バッテリーはほんの少しの価格で相当大きく出来るのでアップグレードしておきました。代償として急速充電は出来なくなってしまうみたいですが。

前回が34万円であったことを考えると177,617円に楽天リーベイツの20%還元が入って実質14万円になるのは比較的かなり安いですね。このマシンで真面目に開発をすることは殆ど無いだろうので抑えめにしました。前の34万円のPCよりディスプレイが4KからFHD+になってしまったことと、バッテリー容量(これは省電力性を考えると実質こちらが上回っている)と、 SSDの容量(換装すればほぼ同じ)以外、ほぼ上位互換なので技術が進歩したなあと感じます。

SSDは自分で換装するのでもう少しかかりますが、せいぜい12,000円ぐらいで満足できるものが手に入るはずです。